呉・広島中央都市懇話会の開催

呉支部が主催する「呉・広島中央都市懇話会」“海軍時代からの歴史の息吹を感じよう!”が、2月19日、海上自衛隊呉基地の「見学会」、海上自衛隊呉教育隊講堂での「講演会」、クレイトンベイホテルでの「懇親会」という3本立てで開催された。

潜水艦見学への期待と海生支部長の事前PRも手伝ってか、広島からは、森信代表幹事をはじめとし39名が参加。

三原、尾道、福山、備北、広島中央からは37名が参加。

呉支部の42名を加えると、総勢118名にものぼる都市懇話会となった。

海生支部長
護衛艦いなづま

海上自衛隊呉基地内に入るも、近隣国の核実験や大陸間弾道ミサイル発射など、わが国の有事とあって期待していた潜水艦見学はまたの機会に・・・。

海上自衛隊呉基地の計らいで、「護衛艦いなづま」を見学することになった。

運よく滅多にみることのできないという、62口径76mm速射砲の点検整備に立ち会うことができた。

続いて、潜水艦教育訓練隊施設を見学。

中でも、会員は、潜水艦の浮上・潜航訓練施設での体験は全員を釘づけにした。

その後、海上自衛隊呉教育隊講堂に移動。

海生支部長が「呉市には旧日本海軍時代からの歴史の息吹が連綿と受け継がれており、それは歴史遺産であり今や観光資源でもある。呉海自カレーで、呉への来訪客は活況を呈している。今日は有事のために楽しみにされていた潜水艦見学ができなくなり残念であったが、ご理解いただきたい。呉市民は歴史的背景もあって海上自衛隊の方々に親近感を持っている。これからも身近に感じていただきたい」と挨拶。

続いて、海上自衛隊呉地方総監海将の池田徳宏氏が、「海上自衛隊の現状」をテーマに講演を行なった。

講演では、「海上自衛隊呉地方隊の概要に始まり、その警備区や規模や主要任務」について述べた。

災害や有事への対応としては「南海トラフ地震に備えて日夜取り組んでいる。さらに有事には、積極的平和主義の考え方で対応している」。

そして、「22の艦艇のカレーのレシピを『海自カレー』として市内の22店舗に提供し、地域コミュニティーとの連携の目玉として取り組んでいる」と地域貢献にも言及した。

池田海将の講演
奥原副支部長

講演会が終了したところで、香川交流部会長が、ご講演に対して謝辞を述べ、全員が懇親会場となるクレイトンベイホテルに移動した。

懇親会に当たり、奥原呉支部副支部長がまず開会挨拶。

続いて、小村和年呉市長からご来賓あいさつをいただいた。

その後、森信代表幹事は、「最近ではいろいろな有事があり、期待の高かった潜水艦見学もできなくなりましたが、それだけ海上自衛隊の皆さん方が身を挺して頑張っておられるということであり、だからこそ私たちが安心して暮らせる。それを実感することができた」。

「各都市懇話会の開催においては、各支部とも見学先を選ばれたりするにあたりご苦労があるものと感じている。今日は大いに楽しませていただきます」と挨拶し、海軍さんのビールによる乾杯で、懇親会は賑やかに幕を開けた。

森信代表幹事
藤原支部長のご挨拶

呉地区で採れる新鮮な材料による各種料理に加え、海自カレーのコーナーもあり人気を博していた。

中締めとして、次期開催地となる広島中央支部の藤原支部長が挨拶に立ち、「28年度の広島中央・呉都市懇話会は、今年の7月22日に開催し、講演会はマイナンバーに詳しい森信代表幹事のお兄さんである森信茂樹氏にお願いしている。

東広島は酒どころ、美味しいお酒を用意して皆さんをお待ちしている」と述べ、懇話会は閉会した。