







広島経済同友会は、昭和31年3月、日本経済の進歩と安定、会員相互の啓発、親睦を図ることを目的として、当時の企業人有志が結集して誕生した集団であり、一貫してより良い経済社会の実現、国民生活の充実のための諸課題に率先して取り組んでいます。
本会の特色は、企業経営者が一企業や特定業種の利害を越えて自由な活動を行うところにあります。
会員ひとりひとりが、より広い視野と自由経済社会の担い手であるという自覚のもとに、日々変化する経済社会の諸問題について議論を深め、社会に訴えていくことも大変重要な活動です。
そのため、本会ではさまざまなテーマについて、調査・研究・討議を積極的に推し進めています。
その成果として生まれた提言は政策当局、産業界をはじめ、広く社会に対して影響を与えています。とりわけ地域の活性化には強い関心を寄せ、これまで数多くの提言を行ってきました。また、各地経済同友会とも緊密に連携し、交流を深めています。
広島経済同友会は常に自主性と独自性をもって、新しい時代に向けた活動を展開しています。
今年度の「女性会員のつどい」が9月19日、今年3月に開業した広島駅にあるホテルグランヴィア広島サウスゲートを会場に開かれた。総務部会の小川裕子部会長や山根以久子副部会長ら女性メンバー16人に加え、小田宏史代表幹事らも参加した。その広島駅ビル2階に路面電車が直接乗り入れる形で、今年8月3日に開通した「駅前大橋ルート」について、広島電鉄(株)電車事業本部駅前プロジェクト推進部課長の八木秀彰氏が開発秘話を披露。続いてホテルスタッフの案内で、スイートルームやコネクティングルームなど館内の施設を見学した。その後、小田代表幹事の卓話もあり、当会の今年度の基本計画などについて話した。
令和7年度第1回のダイバーシティー委員会(崔希美委員長)が9月18日、ハイブリッド形式で開かれ、計25人が出席した。初参加の委員の紹介があった後、今年度、新たに就任した崔委員長が「改めてダイバーシティーの意味を共有し、次の段階へ進み、提言書を作る目標に向かっていきたい」と挨拶した。続いて、それぞれの「違い」を理解し、尊重し合うことで、共生社会を目指すことが重要とし、「障がい」「年齢・世代」「性別」「国籍」の四つのテーマを掲げ事業に取り組んでいく方針などを確認した。その第一歩として、この日の卓話は、一般財団法人ダイバーシティー研究所代表理事の田村太郎氏が「ダイバーシティーへの理解を深めるために~多様性配慮がもたらす持続可能な組織づくり~」をテーマに話した。
創業支援・事業承継委員会(今村徹委員長)は9月9日、今年度の第1回委員会をハイブリッド形式で開き、計26人が出席した。今村委員長の挨拶に続き、委員会事務局が今年度の事業計画などを説明。地域の仕事づくりを活性化するための促進策を研究する方針の下、「地域連携」「支援体制」「人材確保」をテーマに深掘りしていくことを確認し、先進事例の視察など今後のスケジュールも共有した。この日はテーマの一つ、「地域連携」に関連する卓話として、米国で生まれた「ゼブラ企業」という概念を日本で普及している第一人者である株式会社Zebras and Company代表取締役の田淵良敬氏が「今注目されるローカルゼブラ企業の役割と、それを支える地域連携」と題して話した。
「オール広島支部交流会」が9月5日、おりづるタワーで開かれ、呉・三原・尾道・福山・備北・広島中央の6支部から計45人と、広島から36人が参加した。昨年度が台風接近で急きょ中止となったため、2年ぶりの開催。小田宏史代表幹事の挨拶で開会し、交流部会の川妻利絵部会長が「原爆ドームと平和公園にほど近いおりづるタワーを会場に、被爆から80年という歴史の重みを感じながらしっかりと交流を深める時間をつくってほしい」と述べた。続く卓話では、同タワーの運営に携わるヒロマツホールデングス(株)代表取締役会長兼CEOの松田哲也・交流部会副部会長が「おりづるタワーに込めた思い」と題して話した。その後、参加者らは屋上展望台や広場などタワー内の施設を視察して回った。
9月の幹事会が4日、ハイブリッド形式で開かれ、小田宏史、香川基吉両代表幹事をはじめ計92人が出席した。冒頭、7月19日に80歳で死去した永野正雄元代表幹事(テレビ新広島元社長)を悼んで黙とうした。続く挨拶で、小田代表幹事は8月6日の平和記念式典に言及し「広島で活動する者として平和都市の責任と使命を再認識し、経済活動も平和であってこその営みであることを忘れてはならない」と述べた。この後、広島中央支部、総務部会、交流部会、国際委員会、文化振興委員会から7・8月の活動と9月以降の予定の報告があり、入会9名、交替25名、退会1名の会員異動を承認した。卓話もあり、叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部教授の保井俊之氏が「これからの経営者に求められるウェルビーイングの知識と経営」をテーマに話した。
総務部会(小川裕子部会長)は8月28日、ハイブリッド形式で開かれ、15人が出席した。冒頭の挨拶で、小川部会長は、この夏に富士山に登った体験談を披露した。8年前、9年前に続く3度目のチャレンジで、初めて登頂に成功したと言い「登頂は長年の夢だった。近年にない達成感があった」と述べた。過去2回の登山に比べ「インバウンド、とりわけアジア系の旅行者の姿が目立っていたが、登山料徴収もあってか、思ったほど混んでいなかった」と振り返った。続いて議事に入り、谷口康雄事務局長が7,8月の活動と9月以降の予定、会員の異動状況などを報告。総務部会が担当し、9月19日に開催する「女性会員のつどい」の概要説明などもあった。