平成27年7月3日、北九州市のステーションホテル小倉において、「交通ネットワークを生かした新たな観光戦略」をテーマに「第33回西瀬戸経済同友会交流懇談会」が開催され、広島経済同友会からは森信秀樹・池田晃治両代表幹事をはじめ、20名が参加した。
交流懇談会に先立ち、当日の午前中にはエクスカーションが行なわれ、日本が推薦し世界遺産に登録される「明治日本の産業革命遺産」の中の「官営八幡製鐵所旧本事務所」等を見学し、その後「北九州イノベーションギャラリー(KIGS)」で展示される予定の「八幡鐵ものがたり」を一足早く内覧した。
午後2時から行なわれた交流懇談会には、山口・広島・愛媛・大分・福岡経済同友会から、総勢108名が出席し、福岡経済同友会の宇佐見昇代表幹事の開会挨拶で幕を開けた。
続いて、北九州ターミナル株式会社代表取締役社長片山憲一氏が「視点を変えて西瀬戸の新たな観光を考える」と題して基調講演を行い、新たな観光への取り組みの必要性について問題提起した。
基調講演を受けて行なわれた「パネルディスカッション」では、山口・広島・愛媛・大分経済同友会から観光振興について意見発表が行なわれた。
広島経済同友会からは、常任幹事の中村靖富満観光振興委員会副委員長が登壇し、宮島観光協会会長として地元宮島の現況報告や今後の集客戦略と受け入れ状況の課題などを説明した。
その後、福岡経済同友会高宮俊諦北九州地域委員長の開宴挨拶により懇親会が始まり、北九州の美味しいお酒と料理をいただきながら、西瀬戸地区の5経済同友会会員同士の交流を深めた。
最後に、次回開催地の山口経済同友会の長野壽代表幹事が閉会の挨拶に立ち、第33回西瀬戸経済同友会交流懇談会は幕を閉じた。