







広島経済同友会は、昭和31年3月、日本経済の進歩と安定、会員相互の啓発、親睦を図ることを目的として、当時の企業人有志が結集して誕生した集団であり、一貫してより良い経済社会の実現、国民生活の充実のための諸課題に率先して取り組んでいます。
本会の特色は、企業経営者が一企業や特定業種の利害を越えて自由な活動を行うところにあります。
会員ひとりひとりが、より広い視野と自由経済社会の担い手であるという自覚のもとに、日々変化する経済社会の諸問題について議論を深め、社会に訴えていくことも大変重要な活動です。
そのため、本会ではさまざまなテーマについて、調査・研究・討議を積極的に推し進めています。
その成果として生まれた提言は政策当局、産業界をはじめ、広く社会に対して影響を与えています。とりわけ地域の活性化には強い関心を寄せ、これまで数多くの提言を行ってきました。また、各地経済同友会とも緊密に連携し、交流を深めています。
広島経済同友会は常に自主性と独自性をもって、新しい時代に向けた活動を展開しています。
ひとづくり委員会(冨山次朗委員長)が主催する「新入社員パワーアップ研修」のDAY2が9月13日、オンライン形式で行われた。受講登録した20社58人を対象に来年2月までの予定で分散開催する5回シリーズの2回目。今回からDAY4までの3回は、(株)メイツ中国の竹内啓太氏が講師を務める。この日のテーマは「成長」。受講生はウェブ上のグループワークでそれぞれの経験を出し合うなどし、その意味を考えた。竹内氏は「自分を広げ、高め、深めていく取り組みの継続が大事になる」と強調。「成長は、技術面と精神面の両輪ある。今の挫折は未来の成長、小さな努力を重ねていけば、いつか大きく飛躍する」と激励した。
「オール広島支部交流会」が9月12日、リーガロイヤルホテル広島で開かれ、呉・三原・尾道・福山・備北・広島中央の6支部から計48人と広島の29人が参加した。武田龍雄代表幹事の挨拶で開会し、交流部会の香川基吉部会長が「この会を通じ、全県での交流をさらに深めたい」と述べた。今回は「スポーツをキーワードとした地域活性化」をテーマとし、広島市に建設中の新サッカースタジアムについて、(株)サンフレッチェ広島の仙田信吾代表取締役社長と、市の吉谷勝美スタジアム建設部長の講演を聞いた。続いて、三原、尾道、福山、備北の各支部から、自転車競技やサッカー、女子野球など、スポーツに関わる地域話題の報告があった。
ものづくり委員会(向田光伸委員長)は9月8日、今年度第1回の委員会をマツダ(株)本社で開き、26人が対面形式で出席した。同委員会で取り組む「ものづくり実践塾」の今年度の活動状況報告を受けるとともに、「ものづくりの基盤には人づくりがある」との観点から、マツダ本社工場で人材育成を担当する守江晴彦氏(第3パワートレイン製造部アシスタントマネージャー)による卓話「大谷翔平選手に学ぶ『ものづくりは人づくり』」を聴講。壁を乗り越え、活動を継続・実践できる人の育て方について考えた。この後、マツダミュージアムに移動して、歴代の名車やエンジンなどを見学、広島の地での総合自動車メーカーの歩みに触れた。
9月の幹事会が7日、ハイブリッド形式で開かれ、武田龍雄、小田宏史両代表幹事をはじめ計69人が出席した。武田代表幹事は、秋の味覚であるサンマの漁獲量激減や、10月から実施される宮島訪問税などに触れて挨拶。続いて、各支部・部会・委員会から7・8月の活動状況と9月以降の予定の報告があった。協議事項では、新入会3名、交替15名、退会1名の会員異動を承認した。この後の卓話では、クレジオ・パートナーズ(株)取締役で地域活性化・ベンチャー支援担当の齋藤拓也氏が「事業承継と創業支援のトレンド」のテーマで話し、後継者不足の中で第三者承継やイノベーション創出の機会としてM&Aが増える傾向にあると指摘した。
ひとづくり委員会(冨山次朗委員長)が企画する今年度の「新入社員パワーアップ研修」が9月6日、開講した。来年2月まで、対面とオンライン形式を合わせて計5回、分散開催する。今年度は20社の58人が受講登録した。対面で行われた初回(DAY1)は、冨山委員長の開会の言葉に続いて武田龍雄代表幹事が挨拶。「失敗を恐れず、まずは行動してみよう」とのメッセージを贈って受講生を激励した。この日はインターナショナルエアアカデミー広島校校長の崔希美氏が講師を務め、マナーの基本や、組織の力を引き出すマナーの力について解説。受講生は5~6人単位での共同作業などを通じて「思いやりの心を伝えるマナー」の重要性を学んだ。
総務部会(岡本直樹部会長)は8月31日、ハイブリッド形式で開かれ、計13人が出席した。初めに岡本部会長が、日本など6カ国・地域が参加して9月に三次市である女子野球ワールドカップ・グループ予選や、閉鎖を迎える日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区の今後など、地域の動きや課題に触れて挨拶。続いて谷口康雄事務局長が当会の7・8月の活動と9月以降の予定を示し、コロナ禍を経て各事業の動きが活発化してきている現状を報告した。次いで、会員異動状況や、当会70周年の関連事業に向けた委員会などの準備について説明がなされた。岡本部会長は「70周年関連の動きは長い取り組みになる。今後も適宜報告していきたい」と述べた。