広島経済同友会は、昭和31年3月、日本経済の進歩と安定、会員相互の啓発、親睦を図ることを目的として、当時の企業人有志が結集して誕生した集団であり、一貫してより良い経済社会の実現、国民生活の充実のための諸課題に率先して取り組んでいます。
本会の特色は、企業経営者が一企業や特定業種の利害を越えて自由な活動を行うところにあります。
会員ひとりひとりが、より広い視野と自由経済社会の担い手であるという自覚のもとに、日々変化する経済社会の諸問題について議論を深め、社会に訴えていくことも大変重要な活動です。
そのため、本会ではさまざまなテーマについて、調査・研究・討議を積極的に推し進めています。
その成果として生まれた提言は政策当局、産業界をはじめ、広く社会に対して影響を与えています。とりわけ地域の活性化には強い関心を寄せ、これまで数多くの提言を行ってきました。また、各地経済同友会とも緊密に連携し、交流を深めています。
広島経済同友会は常に自主性と独自性をもって、新しい時代に向けた活動を展開しています。
観光振興委員会(福谷伸爾委員長)は、提言書「広島県におけるMICEを活用した地域活性化-広島らしいエリアMICEの実現を目指してOneTeamで取り組む!」を取りまとめ、3月27日に広島経済記者クラブで記者会見を開き、内容を発表した。会見の冒頭、福谷委員長は「観光振興の柱として経済波及効果が大きいMICEを地域活性化につなげる目的で、広島県におけるMICEの目指すべき姿を描いた」と強調。委員会事務局として調査に当たった(公財)中国地域創造研究センターの大井博文専務理事が提言の内容について説明。「都心部に点在するMICE施設の活用と瀬戸内の多島美など地域資源の広域活用に地域一丸で取り組み、波及効果の最大化を図る」と述べた。会見に先立ち、広島県や広島市などに提言書を提出した。
令和7年度最後となる総務部会(小川裕子部会長)が3月26日、ハイブリッド形式で開かれ、計12人が出席した。小川部会長は冒頭の挨拶で、4月から改正道路交通法が施行され、自転車にも「青切符(反則金)」が適用されることに言及。「歩道を走ったり傘を差したりイヤホンを着けて走ったりしても反則金の対象になる。戸惑いもあるが、何より事故を起こさないことが重要。ルールを守って事故の当事者にならないようにしたい」と述べた。続いて谷口康雄事務局長が3月の活動と4月以降の予定、会員異動の状況を報告。令和8年度の常任幹事・幹事候補者(新任)、令和7年度収支決算(見込)と8年度の収支予算(案)についての説明もあり、了承された。
ものづくり委員会(宮脇克典委員長)は3月24日、今年度の実践活動3講座の優秀事例を紹介する「ものづくり現場力革新大会」をオンライン形式で開いた。今年度は「現場マネジメント実践塾」「デジタルものづくり塾」「現場デジタル活用実践塾」の3講座12コースに延べ63社98人が受講。この中から特に優秀とされた21社の代表者から取り組み事例の発表報告があった。いずれも、指導講師の助言を受けながら、職場でのマネジメント課題の解決、技術精度の向上や省力化などの活動に取り組み、生産性向上につなげた。総評で、山崎浩二副委員長は「活動を通して知り合った仲間、企業や関係団体の方とのネットワークを大切にし、ものづくりで広島を元気にしてほしい」と述べ、それぞれ表彰した。
ウェルビーイング推進委員会(佐々木孝富委員長)は3月23日、ハイブリッド形式で開き、小田宏史、香川基吉両代表幹事をはじめ計32人が出席した。佐々木委員長が委員会立ち上げからの1年間を振り返りながら「ウェルビーイングの視点を持って社会全体の発展を考え推進すれば、より良い街になっていき、一人一人の幸福感向上と企業の持続的成長につながっていくと感じている」と挨拶した。続いて委員会事務局が令和8年度の事業計画について説明。県内企業と従業員を対象にアンケートなどを実施することなどを確認した。続く卓話では、ロート製薬株式会社食事業マネージングコーディネーター笹野正弘氏が「ロート製薬のウェルビーイングの取り組み」をテーマに話した。
ものづくり委員会(宮脇克典委員長)は3月13日、本年度の第3回委員会を開き、計23人が出席した。初めに宮脇委員長が「イラン情勢もあって先行き不透明感がより強まっている。こういう時だからこそ地道に生産性を上げていく取り組みが大切になっている」と挨拶。続いて委員会事務局から、本年度実施している実践塾3講座が全カリキュラムを予定通り完了したことなどの活動報告があった。卓話では、マツダ(株)MPS本部主幹の栗田理世氏が「現場からのDXの始め方 小さな一歩が大きな一歩に」と題し、特別な人材も大きな投資もせずに現場の困りごとを解決するボトムアップアプローチの取り組みについて話した。
ひとづくり委員会(冨山次朗委員長)は3月9日、今年度の「新入社員パワーアップ研修」の締めくくりとなる「DAY5」を広島市中区のオリエンタルホテル広島で開催した。20社73名が受講し、パワーアップ研修の恒例プログラムである、広島の企業経営者たちとの「車座談義」を行った。受講生は6~7人ずつ11グループに分かれ、小田宏史代表幹事をはじめ当会会員である経営者らが1グループに一人ずつ講師として加わり、車座になって意見交換した。1回30分で講師が入れ替わり、計3セットを実施。各講師は自身の経験を語ったり質問に答えたりし、「顧客や相手の目線で考え、共感しながら行動することが重要」「悩みは誰にでもある。それを成長に結びつけて」などとアドバイスしていた。