観光振興委員会(皆本恭介委員長)は11月12日、ハイブリッド形式で開き、計47人が出席した。皆本委員長は挨拶に続いて、この日の卓話の講師を務める株式会社コングレの関西MICE事業部副部長、渡辺弘一氏を紹介。渡辺氏は、事業やイベントの企画や実施に携わる立場から、「コンベンション運営会社からみたMICEを取り巻く現状と課題」のテーマで、世界と日本のMICEの動向や、広島地域でMICEを展開する場合の強み・弱みなどについて語った。この中で渡辺氏は、MICEの一番の意義は「その地域への経済効果」と強調。また、日本を含めた世界的傾向として、開催件数の増加やテーマの細分化が進んでいると指摘した。
北海道、仙台、広島、福岡の4経済同友会による第23回札仙広福・四極円卓会議が11月8日、広島市で開かれた。北海道から9人、仙台6人、福岡5人、開催地広島から武田龍雄、小田宏史両代表幹事をはじめとする21人の計41人が出席した。武田代表幹事の挨拶に続き、二つの卓話があり、株式会社サンフレッチェ広島の定本晴路常務取締役が「サンフレッチェ広島の志」、エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社中国支店の中村高士支店長が「世界から選ばれる都市「広島」をめざして」のテーマでそれぞれ話した。この後、各同友会が活動報告をし、広島は武田代表幹事が「ひろしまド真ん中祭り」の開催で県内各地の魅力を発信したことなどを紹介した。
11月の幹事会が7日、ハイブリッド形式で開かれ、武田龍雄、小田宏史両代表幹事をはじめ計77人が出席した。挨拶で武田代表幹事は、秋の夜長の読書に関連し、アドラーの心理学を基にした自己啓発本がロングセラーを続け、翻訳版が海外でもヒットしていることを紹介。また、題名の長い本の増加傾向も指摘し「ここでもネット文化の流儀が定着しつつあるのでは」と述べた。各支部・部会・委員会からは10月の活動と11月以降の予定の説明があり、続く会員異動報告で入会4名、交替5名、退会3名を承認した。この後の卓話は、台湾史研究者、作家で愛媛台湾親善交流会会長の古川勝三氏が「歴史に学ぶ日本と台湾の絆」と題して話した。
令和6年度の備北都市懇話会が11月5日、三次市で開かれた。備北支部の担当で、同支部創立60周年記念式典と合わせて開催。武田龍雄、小田宏史両代表幹事をはじめ計88人が出席した。初めに十日市コミュニティーセンターで記念式典と講演会があり、増田茂典支部長が60年の歩みを振り返って挨拶。武田代表幹事と来賓の福岡誠志・三次市長が祝福の言葉を述べた。続いて記念講演があり、株式会社ヒストリーデザイン代表取締役の久保健治氏が「歴史で未来を創る方法―模倣されない地域価値の創出―」のテーマで話した。この後、会場を移して祝賀懇親会が催され、参加者は恒例のマツタケや地元のお酒を味わいながら歓談した。
令和6年度の備後都市懇話会が10月31日、福山市で開かれた。福山支部の担当で、武田龍雄、小田宏史両代表幹事をはじめ計123人が集った。参加者は福山ニューキャッスルホテルに集合後、3班に分かれ、JFEスチール株式会社西日本製鉄所(福山地区)に移動。同市と東隣の岡山県笠岡市に広がる同社と協力会社から成る工場群のうち、熱延工場、超大径鋼管工場、皿山展望台を見学した。参加者は、真っ赤な鉄の塊が変化する熱延工程や、巨大な大径鋼管の迫力に見入っていた。見学後は同社専門主監の手塚宏之氏による「カーボンニュートラルに向けた取り組みについて」と題する講演を聴講。引き続いて懇親会に移り、和やかに語り合った。
総務部会(岡本直樹部会長)は10月30日、ハイブリッド形式で開かれ、計13人が出席した。挨拶で岡本部会長は、フランスの自動車メーカーが四角いハンドルを採用して操作性や快適性を高めるという話題を紹介。「テレビ画面は四角、タイヤは丸い、など私たちの周りにある従来の『当たり前の形』が変わっていく可能性がある。便利さ向上への期待の一方、何となく寂しさも感じる」と話した。続いて谷口康雄事務局長が10月の活動と11月以降の予定や、当会70周年記念の全国セミナーの概要を説明。セミナーでは「ひと・まち・地域づくりなどについてヒントとなることを一緒に考えたい」と述べた。また、会員異動状況の報告も行われた。
文化振興委員会(田中竜二委員長)は10月28日、ハイブリッド形式で開かれ、武田龍雄代表幹事をはじめとするウェブ参加を含め計26人が出席した。田中委員長の「今回は城下町・広島を通る街道の歴史や機能について学びたい」との挨拶を受け、まちなか西国街道推進協議会事務局長の高山正氏が「ひろしま歴史再発見“西国街道”」と題して出前授業。広島の発展の軸となり、明治期にかけて大いににぎわった街道についてクイズ形式も交え紹介した。また、当会顧問で同協議会会長の山本一隆氏が「まちなか西国街道推進協議会について」のテーマで卓話。西国街道の存在をアピールする狙いで設立した協議会の取り組みや実績を話した。
ひとづくり委員会(冨山次朗委員長)は10月22日、新入社員パワーアップ研修の第3回(DAY3)をオンライン形式で開催した。冨山委員長から「仕事の一環として研修に精いっぱい取り組んでほしい」との挨拶があった後、1~3回を担当する株式会社メイツ中国の竹内啓太講師が、「目的意識を持ち、挑戦し続ける~仕事への思い~」との題で講義。竹内氏は、社会人として成長する上で大切な意識や行動について、「主体性の発揮」「目的意識」「期待に応える」「責任ある行動」「自分の軸(価値観)を持つ」の5点を具体例とともに示した。約70人の受講者は3~4人ずつのグループ討議を挟みながら、自身の日頃の取り組みを省みていた。
創業支援・事業承継委員会(今村徹委員長)は10月4日、ハイブリッド形式で開かれ、計25人が出席した。今村委員長の挨拶を受け、委員会事務局が、組織改編した令和5年度から2カ年の活動概要について説明。それを踏まえ今年度は、起業家・承継者への支援や連携策などを深掘りしていくことを確認した。卓話は、福岡地域戦略推進協議会(FDC)の柏木浩志事務局次長が「産学官民連携で考える未来のしごとづくりについて」のテーマで話した。柏木氏はFDCを「官民連携を図るリエゾン組織」と紹介。「成長戦略を策定するだけでなく、活性化プランの推進まで一貫して行う『シンク&ドゥタンク』として取り組んでいる」と述べた。
10月の幹事会が3日、ハイブリッド形式で開かれ、武田龍雄、小田宏史両代表幹事をはじめ計85人が出席した。挨拶で武田代表幹事は9月に実施した「ひろしまド真ん中祭り」の盛況ぶりを示し「今後も各地域の魅力を再発見し広島を活かす場としたい」と語った。海外経済視察で訪ねた米国ニューヨークにも触れ、「人々を引きつける魅力的な都市とあらためて感じた」と述べた。この後、各支部・部会・委員会から9月の活動と10月以降の予定の説明があった。また、会員異動報告を受けて2名の入会を承認した。続く卓話は、CNGWAYパートナーの石原由一朗氏が「組織マネジメントの鍵、『エンゲージメント』向上!」と題して話した。
総務部会(岡本直樹部会長)は9月26日に開かれ、8人が出席した。初めの挨拶で岡本部会長は、AI(人工知能)を使って生成した偽動画などを指す「ディープフェイク」による情報操作の事例が拡大しているという話題を紹介。「日本でも詐欺などを目的とするディープフェイクの件数が、2023年には前年比28倍に急増したとのデータがある。今や言葉の壁を越え、詐欺集団の矛先が日本に向いている」とし、新技術の恩恵の一方にある負の側面も指摘した。議事に入り、谷口康雄事務局長から9月の活動と10月以降の予定の報告があり、米国経済視察(9月19~25日)の模様も語られた。また、会員異動の状況についての報告もなされた。
ひとづくり委員会(冨山次朗委員長)は9月24日、今年度新入社員パワーアップ研修の第2回(DAY2)をオンライン形式で開催した。米山真和副委員長の挨拶を受け、前回に続き株式会社メイツ中国の竹内啓太氏が講師を務め、「ロジカルコミュニケーション(論理的に考え、伝える)」をテーマとした。竹内氏は、複数の事象から傾向を読み取って結論を導く「帰納法」や、いくつかの要素を頭の中でピラミッドのように組み立てて整理する「構造化」などの考え方を紹介。受講者は5~6人ずつ12班に分かれて実習に取り組み、的確な伝え方への理解を深めた。竹内氏は「主張と根拠をセットとすることを意識して」などと助言していた。
9月の幹事会が12日、ハイブリッド形式で開かれ、武田龍雄、小田宏史両代表幹事をはじめ計84人が出席した。初めに武田代表幹事が、高校野球の甲子園大会に触れて挨拶。「応援団の移動用バス確保に苦慮した学校があるなど、『2024年問題』をはじめ社会情勢のうねりが影を落としつつあるという。移動や宿泊などの面で、他の大会や修学旅行にも影響がある。喫緊の課題であり皆さんと知恵を絞りたい」と述べた。この後、各支部・部会・委員会から7・8月の活動と9月以降の予定の報告があり、入会5名、交替19名の会員異動を承認した。続く卓話では、広島修道大学の江利川良枝講師が同大でのキャリア教育と学生の変化について話した。
ひとづくり委員会(冨山次朗委員長)は9月10日、エディオンピースウイング広島で開催し、武田龍雄代表幹事を含む22人が出席した。この日は同会場で、ひとづくり委員会が実施する「新入社員パワーアップ研修」の第1日があり、その模様を視察した。今年度の研修は来年春先まで5回に分けて予定し、20社72人が受講を登録。初日は、委員会メンバーたちとともにピースウイング広島の施設やピッチを見学し、場内のビジネスラウンジで、株式会社メイツ中国の竹内啓太講師による「主体的な行動の重要性」などについての講義を受けた。ドミノ倒しの時間の長さを競うグループ実習もあり、積極的に意見を出す大切さを学んでいた。
新常態適応委員会(箕輪幸人委員長)は9月2日、テレビ新広島(広島市南区)を会場に今年度第1回の委員会を開き、14人が出席した。元日の能登半島地震や8月の南海トラフ地震臨時情報発表などの流れの中、防災をテーマに設定。箕輪委員長の挨拶の後、広島市危機管理室の西村進災害予防課長の卓話「日頃からできる備えについて」を聞き、自身や企業・社員の安全を守る「自助」「企業防災」、地域で助け合う「共助」や、「公助」との連携などについて考えた。広島市消防局の協力で、地震の揺れを実感できる起震車の体験会も実施。震度6強や7など、立っていることも難しい揺れを体感し、災害対応の大切さを改めて認識した。
総務部会(岡本直樹部会長)は8月29日、台風10号の接近に対応してウェブ会議形式で開催し、14人が出席した。初めに岡本部会長が今年の夏の暑さに触れて挨拶。夏の風物詩の代表格であるかき氷を取り上げ、「『映えスイーツ』の進化形とされる高額品も好評と聞き、『めりはり消費』の浸透を感じる。年間を通じた気温上昇の中、暖冬による天然氷の供給減・価格高騰と猛暑下の需要増をかみしめながら、おいしくいただきたい」と話した。次いで谷口康雄事務局長から7・8月の活動と9月以降の予定、会員異動の報告があった。この中で、8月30日開催予定のオール広島支部交流会を台風接近のため急きょ中止とするとの説明がなされた。
観光振興委員会(皆本恭介委員長)は8月27日、ハイブリッド形式で開催し、小田宏史代表幹事をはじめとする会場出席者と武田龍雄代表幹事を含むウェブ参加者、福山支部からの小川恭史支部長らの出席者合わせて計66人が集った。皆本委員長の挨拶に続き、福山市MICE誘致ディレクターの菅優子氏が「福山市のMICE戦略とMICE業界のトレンド」のテーマで話した。菅氏は、福山市のMICE戦略の一つとして、市そのものを会場と見立てた分散型の「エリアMICE」を掲げていることを紹介。「現在ある施設の有効活用を図り、地域特性を演出できる会場などで観光・消費の促進にもつなげられる」と述べ、その可能性を強調した。
ものづくり委員会(宮脇克典委員長)は8月2日、今年度第1回委員会を開き、小田宏史代表幹事を含む25人が出席した。挨拶で宮脇委員長は、今年度も三つの実践塾を継続開催し、ものづくりのネットワーク拡大にも取り組む考えを表明。続いて、令和6年度活動概要を確認するとともに、「企業をつなぐ活動企画」として、アシストスーツ業界の現状の解説を聞き、試着体験も行った。(一社)アシストスーツ協会の飯田成晃代表理事と、ダイヤ工業株式会社の白神久嗣アシスタントマネジャーが説明を担当。出席者は、立位状態を保持し負担を軽減する外骨格型製品や、高反発ゴムによるサポート器具を着用し、効果を確かめていた。
今年度の夏季セミナーが7月30日、ハイブリッド形式で開かれ、ANAクラウンプラザホテル広島の会場とオンラインでの聴講を合わせて約60人が出席した。初めに武田龍雄代表幹事が挨拶し、その中でこの日の講師、四季株式会社(劇団四季)取締役専務執行役員の越智幸紀氏を紹介した。越智氏は「コロナ後の劇団四季の成長戦略」のテーマで、劇団の歩みや、「市民に、感動し楽しんでもらう演劇の提供が最も大切」とする理念などを披露。その上で、新型コロナウイルス禍を経た今、オリジナル作品の積極的な創出や観客層の拡大へ向けた取り組みなどについて語った。また、11月からの広島での「キャッツ」ロングラン公演についても説明した。
文化振興委員会(田中竜二委員長)は7月9日、今年度第1回委員会を開き、22人が出席した。今回は広島城に焦点を当て、「ブラタモリ風ワークスタディ」と卓話を通じ、城の歩みや時代との関りに触れた。案内役で講師の広島城学芸員の本田美和子氏とともに、二の丸表御門から南側のリーガロイヤルホテル広島まで歩き、横断地下道では、内堀と中堀を結ぶ暗渠跡を確認。ホテル前の東西の道路が、かつて侍が馬の練習をした「八丁馬場」に重なることなどの説明を受けた。卓話の題は「実は知れば知るほど、もっとオモシロイ“広島城”!?」。城の構成や、日清戦争以降は軍都・広島の中心となり原爆で壊滅的被害を受けたことなどの解説を聞いた。
まちづくり委員会(椋田昌夫委員長)は7月8日、ハイブリッド形式で開かれ、小田宏史代表幹事を含む計68人が出席した。9月に計画する2回目となる「ひろしまド真ん中祭り」の準備状況と、委員会として今年度予定する提言の方向性の2点について協議した。委員会事務局からは、ド真ん中祭りについて、広島県内各地にあるイイモノを知ってもらう意義と、「売上面・地域PRの手応え」「イベント開催の自走化」など目指すべきゴールが示された。提言では、元気なまち・ひろしまを念頭に、イベント実施などで得られた、「ヒト・モノ・カネ」など共通する課題の解決策を整理し、各委員の意見も踏まえてまとめていく方針を確認した。
ダイバーシティ委員会(川妻利絵委員長)は7月5日、ハイブリッド形式で開かれ、計27人が出席した。川妻委員長の挨拶の後、株式会社ハー・ストーリィ代表取締役の日野佳恵子氏による卓話「新たな市場を創り出すジェンダード・イノベーション」を聴講した。日野氏は、前日4日の幹事会で女性幹部育成の意義について話したのに続き、この日は、性差に着目した「ジェンダード・イノベーション」の可能性を解説。女性と男性の視点の違い、ライフコースによって女性のキャリア形成が分岐していく状況などを説明し、見落とされていた性差、男女の生物学的・社会学的違いを基に、新たな価値や市場を掘り起こすことができると強調した。
7月の幹事会が4日、ハイブリッド形式で開かれ、武田龍雄、小田宏史両代表幹事をはじめ計80人が出席した。初めに武田代表幹事が、地球の気温上昇が続くことによる異常気象への懸念や、線状降水帯をはじめ豪雨災害の予測の精度向上へ向けた取り組みなどに触れて挨拶。この後、各支部・部会・委員会から6月分の活動と7月以降の予定の報告があった。次いで、入会1名、交替13名、退会3名の会員異動を承認。続く卓話では、株式会社ハー・ストーリィの日野佳恵子代表取締役が「パーパス経営に必須な女性幹部育成と改革~将来を担う女性人財を早期に育てる~」のテーマで話し、「企業業績の向上には女性の視点が重要」と強調した。
総務部会(岡本直樹部会長)は6月27日、ハイブリッド形式で開かれ、計11人が出席した。挨拶で岡本部会長は、オーストラリアの大学がデング熱などを媒介する蚊の体内で病原ウイルスを減らす細菌を特定し、その細菌を取り込んだ蚊を放つことで病気の発生が大幅に減った、との話題を紹介。「生物共存への技術となるかもしれない」と期待を述べた。続いて、谷口康雄事務局長が6月の活動と7月以降の予定、会員異動状況を報告した。また、支部40周年で提言書を製作する三原支部への助成金交付、オール広島関連活動費の支出、地下街シャレオで予定するイベントの後援について説明があり、いずれも代表幹事会に上程することとした。
今年度の夏季例会は、6月25日と7月3日の2班に分かれ、広島市西区の上田流和風堂で開催された。1班は小田宏史代表幹事はじめ12人、2班は武田龍雄代表幹事はじめ25人が参加。浅野氏に伴い広島入りして以来400年余りにわたってこの地に息づく武家茶道の世界を堪能した。初めに「敬慎斎」の間で、1班は上田宗篁若宗匠、2班は上田宗冏家元から茶の湯の歴史や茶室の展開、上田宗箇以来の茶風、和風堂建造の経緯などについての講話を聞いた。続いて数人ずつ「遠鐘」の茶室に入って設えなどの伝統に触れ、「鎖之間(建渓)」での茶席に臨んだ。その後は、廊橋を通って書院屋敷の広間に移り、季節の彩り豊かな点心を味わった。
ものづくり委員会(宮脇克典委員長)は6月21日、三つの実践講座「ものづくり現場革新カレッジ」「デジタルものづくり塾」「現場デジタル活用実践塾」の合同開講式をウェブ会議形式で開催した。前年度と同じく3講座12コースを設定。それぞれの講座の概要説明、取り組み事例の紹介があり、各講座の受講者計62人が決意を表明した。実践講座は、広島の製造業を支える中小企業の労働生産性を高め、広島のものづくりのレベルを向上させる狙いで実施している。宮脇委員長は挨拶で「技術的なステップアップとともに、講師陣との繋がりや受講者同士のコミュニケーションを通じ、ものづくりの輪を広げていってほしい」と期待を示した。
ダイバーシティ委員会(川妻利絵委員長)は6月18日、今年度第1回の委員会をハイブリッド形式で開き、広島大学の学生団体「シードット」の明見優成代表による「学生の声を採用戦略に~地域企業の魅力発信に向けて~」と題する卓話を聞いた。小田宏史代表幹事も出席したほか、今回のテーマに関連する創業支援・事業承継委員会、ひとづくり委員会のメンバーにも聴講を呼びかけ、出席者総数は45人となった。明見氏は、現在取り組む学生と企業を結ぶ就職支援事業などを紹介。その上で「学生の目線から見て、企業の魅力が伝わりきれていない」と指摘し、「早期からのコミュニケーションで相互理解を図っていく必要がある」などと述べた。
ひとづくり委員会(冨山次朗委員長)は6月11日、令和6年度第1回の委員会を開き、計20人が出席した。冨山委員長は「世の中に新しい技術が定着するまでの時間は急速に短くなってきている。こうした中で、五感体験など人間性を伸ばすトレーニングが人に求められるのではないか」との見方を示し「そんな機会の提供に全力投球したい」と挨拶、今年度の活動計画を確認した。新入社員パワーアップ研修は集合・ウェブ形式を併用した5回分散開催を今年度も継続し、集合研修は「外に飛び出して開催することも検討する」とした。他の部会・委員会・支部とのイベントの共催をはじめ「横断的な連携」などにも積極的に取り組んでいく。
観光振興委員会(皆本恭介委員長)は今年度第1回の委員会をハイブリッド形式で開き、武田龍雄代表幹事を含むオンライン参加を合わせ計48人が出席した。皆本委員長が挨拶に続いて議事を進行。今年度に掲げた事業計画「広島エリアにおけるMICEを活用した地域活性化に資する取り組みについて」に沿い、これから検討していくことを確認した。この日は「広島エリアのMICEの現状と行政の取組」のテーマで卓話を設定。広島市観光政策部の原修太郎MICE戦略担当課長、(公財)広島観光コンベンションビューローの香川康一MICE推進部長から、広島市域での国際会議開催状況やコンベンション支援の概要などについて説明を聞いた。
今年度第1回となる6月の幹事会が6日、ハイブリッド形式で開かれ、武田龍雄、小田宏史両代表幹事をはじめ計80人が出席した。武田代表幹事は挨拶で、バスケットボールBリーグの広島ドラゴンフライズ初優勝を祝福し、「みんなで支え、カープ、サンフレッチェとともに地域の魅力向上につなげたい」と述べた。各支部・部会・委員会からは4・5月の活動と6月以降の予定の報告があった。また、新入会7名、交替34名、退会8名の会員異動を承認した。卓話は、広島県公立大学法人叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部の早田吉伸教授が「広島における新たな価値創造を目指して~共創とヒトづくりの可能性~」のテーマで話した。
令和6年度第1回の総務部会(岡本直樹部会長)が5月29日、ハイブリッド形式で開かれ、計9人が出席した。岡本部会長は、近づく梅雨を前に「非常時の備えや、汗をかく練習などを意識し、厳しい季節を乗り越えよう」と挨拶。当会70周年記念事業などに関し「準備状況を共有し、オール広島で連携して進めたい」とした。この後、4・5月の活動と6月以降の予定についての説明や、会員異動の報告があった。また岡本部会長が、4月の定時総会の特別講演で、講師の日色保氏(日本マクドナルドホールディングス代表取締役社長兼CEO)から紹介のあった、病気の子の治療に付き添う家族の滞在施設事業への寄付を提案し、了承された。
今年度第1回となる国際委員会(山本慶一朗委員長)が5月8日、ハイブリッド形式で開かれ、小田宏史代表幹事を含むオンライン参加を合わせ計24人が出席した。挨拶に続き、山本委員長が令和6年度事業計画を説明。前年度に4年ぶりに実施した海外経済視察を今年度も予定し、北米を視察先とする方針を確認した。「秋の大統領選に伴う米国の盛り上がりや動きを体感する機会としたい」と述べ、視察スケジュール案や訪問先候補などについて幅広く議論した。この日の協議では、ニューヨークや、マツダとトヨタが合弁で工場を展開するアラバマ州ハンツビルを主要な訪問地とする考えを固めた。今後、日程や他の具体的視察先を詰めていく。
令和6年度定時総会が4月23日開かれ、ANAクラウンプラザホテル広島の会場とウェブ参加を合わせ221人が出席した。武田龍雄代表幹事が開会挨拶に続いて議長を務め、5年度事業報告と収支決算を承認。「広島を“いかそう”~新時代への適応と持続的な発展を目指して~」のスローガンなどの基本方針を前年度から踏襲する6年度事業計画と収支予算を承認した。今年度の新たな役員についても原案の通り選任した。議案審議の後、特別講演があり、(公社)経済同友会副代表幹事で日本マクドナルドホールディングス(株)代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)の日色保氏が「日本マクドナルドの経営戦略」のテーマで話した。
第36回全国経済同友会セミナーが4月18、19日に福井市で開かれ、広島からの武田龍雄代表幹事、小田宏史代表幹事をはじめとした54人を含め1,000人を超える会員が集まった。初めに、1月1日発生の能登半島地震の被災状況について金沢経済同友会砂塚代表幹事から報告があり、その後、「人口減少時代における企業の役割・あり方について」など三つのテーマで討論があった。特別講演では曹洞宗大本山永平寺副監院の西田正法氏が「貪から貧へ」との題で話した。またエンディングでは、次回開催地挨拶で武田代表幹事が登壇、当会参加者全員もステージ前方に集結し、「是非広島にお越しください!」と大いにアピールを行った。
4月の幹事会が4日、ハイブリッド形式で開かれ、武田龍雄、小田宏史両代表幹事をはじめ計93人が出席した。武田代表幹事は、物流などの時間外労働の上限規制の猶予が4月から外れたことに触れ、「混乱が懸念される中で、改革・改善に挑む事業者も多く、その姿勢を見習いたい」と挨拶。この後、各支部・部会・委員会から3月分の活動と4月以降の予定の報告があった。次いで、新入会1名、交替8名、退会1名の会員異動を承認。令和5年度収支決算と6年度収支予算(案)を了承し、定時総会に上程することとした。卓話は(一社)関西経済同友会の角元敬治代表幹事が「くるぞ、万博。~大阪・関西万博に向けて~」のテーマで話した。
恒例の会員交流会が3月28日、「庭園と料亭 半べえ」で開催された。武田龍雄代表幹事をはじめ47人が参加。交流部会の本田善昭副部会長の司会で開会し、挨拶に立った武田代表幹事が「昨年もこちらの半べえで4月に開催したが、見事な『葉桜』で少し残念な思いをしたように記憶している。今回は、このところの寒の戻りで予想より少し開花が遅れたが、咲き始めの桜の花を愛でつつ、花より団子で大いにご懇談をいただければと思っている」と述べ、乾杯。日暮れとともにライトアップされた桜や庭園を愛でながら楽しいひと時を過ごし、香川基吉交流部会長の中締めで盛会裏に閉会した。
令和5年度最後となる総務部会(岡本直樹部会長)が3月28日、ハイブリッド形式で開かれ、計11人が出席した。岡本部会長は挨拶で、平均株価が初の4万円台に到達したことや、日本銀行がマイナス金利政策の解除を発表したことに触れるとともに、円安の進行なども指摘。「先行きの見通しは立てづらく、しばらくは経済への影響を注視する必要がありそう。わが国経済が今後、好循環へ向かうことを期待したい」と述べた。この後、谷口康雄事務局長が3月の活動と4月以降の予定、会員異動の状況を報告した。引き続いて、令和5年度収支決算(見込)と6年度収支予算(案)についての説明があり、4月の幹事会に上程することとした。
ダイバーシティ委員会(川妻利絵委員長)は3月26日開催し、20人が出席した。挨拶で川妻委員長は、広島県への移住促進イベント(東京)への参加など本年度の活動を振り返り、今後も県へのUIJターン促進などに協力していく考えを示した。議事では、多様性や包括性を意識した先進的な企業経営に取り組む北海道の3社を昨年12月に視察した概要を、参加した各委員が報告。また、委員会として令和6年度、①広島県地域力創造課と連携し、広島に人を集めるための魅力を発信②人口流出抑止のため、包括連携協定を結ぶ大学などと対策の検討を進める③働き方改革に取り組む企業の視察や事例調査を行う―とする事業計画案を確認した。
ものづくり委員会(向田光伸委員長)は3月21日、オンライン形式で「ものづくり現場力革新大会」を開き、約100人が参加した。広島の製造現場の生産性や技術力の引き上げを目指して取り組む三つの実践活動「ものづくり現場革新カレッジ」「デジタルものづくり塾(プレス成形金型・射出成形金型・ロボットプログラム設計)」「現場デジタル活用実践塾(マイコンプログラミング・RPA・AI画像認識)」の中から選ばれた令和5年度の優秀事例(延べ16社)の発表があった。発表者は、それぞれの業務での課題と対策を検討し、品質や生産性の向上に結び付けた取り組みを報告。向田委員長の総評後、画面を介して表彰状が贈られた。
新常態適応委員会(箕輪幸人委員長)は3月15日、阪神・淡路大震災の経験を語り継ぎ、その教訓を未来に生かすために設立された神戸市の「人と防災未来センター」を視察した。当日は箕輪委員長をはじめ計11人が参加。まずセンター職員のガイドで館内を視察。地震破壊のすさまじさを迫力ある大型映像と音響で体感した後、実験やゲームを通して、防災・減災に関する実践的な知識を学んだ。最後に人と防災未来センター長の河田惠昭氏による「南海トラフ巨大地震に企業はどう立ち向かうべきか」と題した講演を聴講し、委員会の活動テーマに沿った多くの知見を得ることができた。
まちづくり委員会(椋田昌夫委員長)は3月14日、ハイブリッド形式で開かれ、計63人が出席した。椋田委員長の挨拶に続き、昨年度の提言で示した「まちなか神楽」と「マルシェの自走化」の実践となるアクションとして昨年12月3日にひろしまゲートパークで開催した「ひろしまド真ん中祭り」について総括報告があった。祭りには25事業者が出店、約7,000人が来場した。出店者アンケートなどから、事前広報の手厚さの重要性や、イベントに関わる人たちの横の繋がりが自走化に向けてのカギとなることなどが指摘された。また、活動実践時の具体的課題や目指す方向性を盛り込んだ提言を発信するとした令和6年度事業計画案も了承した。
3月の幹事会が7日、ハイブリッド形式で開かれ、武田龍雄、小田宏史両代表幹事をはじめ計75人が出席した。武田代表幹事の挨拶の後、各支部・部会・委員会から1・2月の活動と3月以降の予定の報告があった。協議事項に移り、新入会1名、交替8名、退会2名の会員異動を承認した。また、令和6年度の役員案、常任幹事・幹事候補者(新任)、並びに各部会・委員会・支部の事業計画案を了承。各案は4月の定時総会に上程される。続く卓話では、郷土史研究家の尾川健氏が「広島護国神社の筆頭祭神・高間省三と広島藩神機隊」の題で語り、幕末から維新時の戊辰戦争の渦中で戦死し、広島護国神社に最初に祀られた郷土の先人を紹介した。
ひとづくり委員会(冨山次朗委員長)は3月4日、今年度の「新入社員パワーアップ研修」のDAY5を集合形式で開催した。昨年9月から続いた分割研修の最終回。入社1年目社員49人が参加し、広島の企業経営者との「車座談義」を行った。当会の新入社員研修の恒例プログラムで、受講生4~5人ずつの10グループに、小田宏史代表幹事をはじめとする経営者や役員10人が1人ずつ講師として加わって対話した。1回30分ごとに講師が入れ替わり、計3セット実施。各講師は自身の経験を語ったり質問に答えたりし、「自分の意見を持つことが大事」「目標を意識し続け、そのために何が必要かを考えよう」などとアドバイスしていた。
ひとづくり委員会(冨山次朗委員長)は2月29日、「価値創造セミナー」をハイブリッド形式で開き、約25人が参加した。叡啓大学との連携企画で、「地域企業における価値創造と<アトツギ>の可能性」がテーマ。早田吉伸教授がファシリテーターとなり、和紙問屋の4代目で(一社)ベンチャー型事業承継の事務局長である大上博行氏と、屋根材卸の3代目社長で消費者と屋根工事店を結ぶポータルサイトも運営する白神康一郎氏の2人が講演。家業後継者たちによる新たな価値、ビジネス創出の可能性を考えた。両氏は「既存事業をアップデートすることで将来のメシの種をまける」「当事者の挑戦意欲と周囲の励ましも大事」などと語った。
総務部会(岡本直樹部会長)は2月29日、ハイブリッド形式で開催し、計12人が出席した。挨拶で岡本部会長は、昨秋からの少雨のため宮島(廿日市市)の弥山山頂のトイレ用の水が確保できず、年末に市や消防の職員が人海戦術で水を運んだというニュースに触れ、「変化が一時的傾向か『新常態』に至るものなのか、適切に判断し対応していく難しさを感じる」と述べた。次いで事務局から1・2月の活動状況と3月以降の予定、会員異動状況の報告がなされた。続いて、令和6年度の役員案、常任幹事・幹事候補者(新任)、総務部会及び各部会・委員会・支部の事業計画案について説明があり、その内容で幹事会に上程することを了承した。
支店会員懇談会が2月27日開催され、広島に拠点を置く大手企業等の支社長・支店長と、武田龍雄代表幹事、香川基吉交流部会長をはじめとする地元会員の計17人が参加した。まず昨年5月のG7広島サミットのワーキングディナー会場となった「みやじまの宿 岩惣」において宮島弥山 大本山 大聖院 座主の吉田正裕氏が「歴史に学ぶ厳島と大聖院」と題して卓話。続いて、まさにワーキングディナーの会場での昼食を堪能しつつ交流を深めた。その後は場所を大聖院に移し、吉田座主自らの案内で、通常は公開されていない秘仏などを特別拝観し、大変有意義な時間を過ごした。
第39回西瀬戸経済同友会交流懇談会が2月15、16日、山口・愛媛・大分・福岡・広島の5同友会から約80人が参集し、「実践!未来創生 ~危機を逆手に地域が団結 公民連携による長門湯本温泉復活への取組~」をテーマに山口県長門市で開かれた。広島からは武田龍雄代表幹事をはじめ18人が出席した。15日は「長門湯本みらいプロジェクト」について、長門湯本温泉まち(株)の伊藤就一代表取締役、木村隼斗エリアマネージャーの説明を受け、灯りイベント「音信川うたあかり」を視察、大谷山荘での懇親会で交流を深めた。16日は長門市の安藤建設(株)が取り組む河豚やカレイの養殖・畜産現場や、道の駅「センザキッチン」を視察した。
観光振興委員会(皆本恭介委員長)は2月8日、ハイブリッド形式で開催し、計50人が出席した。昨年12月に行った中山間地域の観光振興に関する先進地視察(京都府北部)の報告に続き、令和4・5年度で実施した「広島エリアにおける観光資源を活用した中山間地域の活性化に資する取り組みに関する調査」の報告書概要の説明があった。「人口減少の中で、観光は地域活性化の切り札」とし、新型コロナウイルス禍を経たニーズ変化も踏まえ、その地域ならではの魅力を生かし、ファンを生みだす仕掛けづくりなどが必要と強調した。また6年度は「MICE」を活用した地域振興について検討していくとする事業計画案が示され賛同を得た。
創業支援・事業承継委員会(藤広稔委員長)は2月2日、中小企業庁が岡山市で開催した「アトツギ甲子園」中国・四国ブロック大会を視察した。大会は、全国の中小企業の後継者が既存の経営資源を生かした新規事業のアイデアを競うイベントで、当日は13人がそれぞれのプランを発表。新規事業展開に造詣の深い審査員3人が、追加質問などのやり取りも交えながら、事業の目新しさ・実現可能性、経営資源の活用具合や後継者自身の熱意などの観点から選考し、本大会(3月8日・東京)出場の3人が決まった。委員会は、発表者たちが家業を継いで地域にとどまる決断をした背景や行政の支援策などに触れるため、この大会視察を企画した。
ひとづくり委員会(冨山次朗委員長)は2月1、2日、リベラルアーツ研修の一環で鹿児島県を訪れた。維新の時代の偉人の生きざまなどに触れ、不透明な今を生き抜くための経営のヒントを得る狙いで、11人が参加。初日は西郷隆盛や西南戦争関連の施設などを訪ね、薩摩藩の視点から、明治維新とその後の道のりについて理解を深めた。2日目は「知覧特攻平和会館」を訪問。多数の遺品や資料を通じ、悲しい歴史と遺族の思いに涙した。参加者は、知覧もまた、後世に歴史を正しく伝え、世界恒久平和に寄与するため学ぶべき地であると認識した。委員会の研修視察は4年ぶり。会員同士の交流も深められ、その点からも意義ある視察会となった。
岡山・広島経済同友会幹部交流懇談会が2月1日、広島県で開かれ、岡山から梶谷俊介、中島義雄両代表幹事をはじめ21人、広島から武田龍雄、小田宏史両代表幹事ら19人が出席した。広島テクノプラザ(東広島市)で活動報告を行い、広島は武田代表幹事が、提言具現化の例として、各地のよいところを集めて「ひろしまド真ん中祭り」を昨年12月に実施したことなど、まちづくり委員会の取り組みを紹介。岡山は梶谷代表幹事が、SDGsに関するフェア企画や教育支援のフォーラム開催などを発表した。報告会の前後には、熊野町の(株)晃祐堂で熊野筆の製造を、東広島市の賀茂鶴酒造(株)の酒蔵で酒造工程を見学、伝統産業に触れた。
文化振興委員会(田中竜二委員長)は1月31日、福山市で「築城400年福山城視察・講演会・交流会」を開催した。福山支部(小川恭史支部長)との連携事業で、約40人が参加。はじめに「新幹線の駅から最も近いお城」福山城と、隣接の広島県立歴史博物館を視察した。一昨年の築城400年事業でリニューアルされた福山城では、福山城博物館学芸員から、「令和の大普請」で復元された北面外壁の鉄板張りなど城の概要説明を受けた。その後、会場を移し、小川政彦副市長の基調講演や、広島大学特命教授の木曽功氏をファシリテーターとするシンポジウム「城における魅力と文化価値向上に向けて」を聴講。地域の城の活用などについて考えた。
令和6年の新年特別例会は1月15日、ハイブリッド形式で開かれ、計約150人が出席した。挨拶で武田龍雄代表幹事は、物流はじめ幅広い分野で影響が懸念される「2024年問題」や、ウクライナと中東地域での戦闘の行方、ロシアと米国の大統領選などの不安定要素を挙げる一方、「今年の干支は甲辰(きのえたつ)。蓄えた力が形を成す年と言われる。皆さんにとって飛躍の年になりますように」と話した。次いで特別講演があり、信金中央金庫地域・中小企業研究所の角田匠上席主任研究員が「コロナ禍の停滞から回復に向かう日本経済」の題で話し、「欧米に比べて遅れた分だけ、日本経済は回復の動きを今後も維持できそう」との見通しを述べた。
新年最初の幹事会は1月15日、ハイブリッド形式で開かれ、武田龍雄、小田宏史両代表幹事をはじめ計90人が出席した。挨拶で武田代表幹事は、年始早々の地震や航空機事故へのお見舞いとともに「BCP対策など日頃の準備の必要性をあらためて感じた年明けとなった」と述べた。この後、各支部・部会・委員会から昨年12月の活動と新年1月以降の行事予定の説明があった。会員異動については前回幹事会後の新入会、交替、退会がなかった旨の報告があり、承認後会員数は890人となっている。続いて、部門間の積極的な連携で発信力強化と活動の実効性向上を図るなどとする令和6年度事業計画基本方針(案)の説明を受け、了承した。
総務部会(岡本直樹部会長)は1月10日、ハイブリッド形式で開催し、計14人が出席した。年頭に当たり岡本部会長は、戦後これまで辰年の株式相場が概ね好調だったことなどを挙げ、「今年は社会経済が上昇気流に乗ることを期待したい」と挨拶した。この後、事務局から昨年12月の活動と今年1月以降の行事予定などについての報告があった。続いて令和6年度事業計画の基本方針(案)に関して岡本部会長が概要を説明。今年度のスローガン「広島を“いかそう” ~新時代への適応と持続的な発展を目指して~」を継続し、各部門の横断的テーマについての連携をさらに深化させ、提言の発信と活動の実践に取り組んでいくとの方針を示した。