広島経済同友会の会員組織である「アグリサポーターズ」が主催し、広島県・広島市・JAグループが後援する『農業応援フェア』が、9月10日、広島YMCA国際文化センター本館において開催された。
開会挨拶に続き、株式会社まごやさい代表取締役有政雄一氏の基調講演、同友会企業による「個別プレゼンテーション&相談会」、「名刺交換交流会」が相次いで催され、総勢120名余りが参加する熱気のこもったフェアとなった。
開会にあたり、広島経済同友会特別幹事で広島経済同友会「アグリサポーターズ」の高木理事長が挨拶に立ち、「『農業応援フェア』は、社員食堂での地元食材の優先使用の推奨と実践活動に続く、第2弾として開催する。
小規模農家の新しいビジネスモデルに取り組む様子をテーマにした基調講演に続き、『相談会』では、農業に関連する同友会企業9社がブースを出している。
抱える悩み事の解決やビジネスの場として、活用していただきたい。
そして、『名刺交換交流会』では、しっかり話し合って絆を深めていただきたい」と述べ、主催者として「皆さまのお役に立つフェアでありたい」と締めくくった。
続いて、安芸高田市を本拠地とする「株式会社まごやさい」代表取締役有政雄一氏が、「中山間小規模農家グループの新たな取り組み」と題して、基調講演を行なった。
講演では、自身が農業に取り組むことになった経緯から、近隣の小規模農家をグループ化し、圧倒的な鮮度・安心&美味しい・旬野菜の品揃えで評判を呼ぶようになったこと、そして、今後目指していることなどを、これまで・現在・これから、という3つのテーマで熱く語った。
その後、9つのブースが待ち受ける相談会、名刺交換交流会へと舞台を移したが、いずれも主催者側の予想をはるかに上回る参加者となった。「アグリサポーターズ」の今後の活動に、注目が集まりそうです。