人口回復委員会(高木委員長)では、10月21日、広島市安佐南区にある広島修道大学「協創館」において、「若者の地元への就職意識」をテーマに就職先の内定した広島修道大学4年生とのディスカッションを実施した。
これは去る9月14日、広島経済同友会と広島修道大学との連携協定の締結に伴う活動の一環で、広島経済同友会からは森信代表幹事、高木人口回復委員会委員長、川妻ひとづくり委員会委員長をはじめ総勢21名が参加し、提言など今後の委員会活動に活かすため、前述のテーマを中心に学生24名と意見交換を行った。
人口回復委員会の開催に先立ち、高木委員長から当面の活動として、「アンケート調査案」の説明と、年内に実施する「視察先の選定」について提案がなされた。
その結果、アンケートについては原案通りの方向で取り組むこととし、視察先についてはふるさと暮らし希望地域ランキングで過去3年連続3位に入っている岡山県と、近年、若者の女性の転入が顕著な倉敷市を選定した。
続いて、学生とのディスカッションの進め方について説明があり、「広島地域で就職内定チーム」と「広島地域外で就職内定チーム」それぞれ10名に分かれることを告げられた。
学生とのディスカッションを前にして、広島修道大学キャリア教育センターの山本キャリア教育担当教員から、同センターの取り組みスタンスや同大学の就職に関するデータの説明を受けた。
また、中小企業で採用に成功している企業の共通点をあげながら、「採用する企業側も自社の良いところを学生にきちんと伝える必要がある」といったアドバイスもいただいた。
高木委員長が司会を担当する「広島地域外で就職内定チーム」と、正伝副委員長が司会する「広島地域で就職内定チーム」に別れ、先ず学生から、「なぜ同大学に入学し、なぜ地元(あるいは地元外)を選んだのか、将来的にもその場所に住みたいのか。あるいは、広島の良さ・特徴・課題、地域の行政や企業に対しての要望や提案など」について発表してもらった。
続いて、同友会各委員から学生に質問を投げかけ、学生が自らの考えなどを述べるという形で進められ、相互に忌憚のないディスカッションを行った。