平成27年度海外視察団の派遣

国際委員会(北村浩司委員長)では、10月25日(日)~31日(土)にかけて、タイ・シンガポール経済視察団を派遣し、森信代表幹事、北村委員長をはじめとし総勢24名が 参加した。

タイでは、“ものづくり”とアジア市場進出をテーマに、会員企業の海外進出先を訪問した。

また、シンガポールでは、国際平和文化都市広島の観光をテーマに、世界から注目されているインバウンド戦略や“まちづくり”について学ぶと共に、シンガポール国立大学生との交流会も実施し、“ひとづくり”についても理解を深めた。

マツダにて
柿原銘板にて

タイでは、初日夜、広島銀行タイ駐在員事務所小澤所長からタイ経済の状況や金融機関のサポート体制などブリーフィングを受けた。

26日は、マツダパワートレインマニュファクチャリング(MMT)、ダイキョーニシカワタイランドを見学の後、国際委員会副委員長を務めるマツダロジスティクス㈱から派遣された加島専務の先導で、ロジスティクスアライアンスタイランドを訪問し、マツダの現地工場(AAT)を中心とした物流などサプライチェーンの一端を視察見学した。

28日は、柿原銘板タイランドを同行の柿原社長と共に訪問し、現地での生産状況を聞くとともに工場を見学した。

その後サタケタイランドを訪問した。

2011年に発生した洪水で工場内は3メートル水没するなどの甚大な被害を乗り越えて操業を再開している。

28日には、バンコクからシンガポールに移動し、チャンギ国際空港をANAシンガポール支店の協力で見学し、その後運営会社(CAG)から、これまでの空港の歴史や民営化の経緯、さらに現在の3つのターミナルに続いて2020年代半ばまでに新たに2つのターミナルと新たな滑走路1本の整備計画などを聞き、政府系ファンド主導での空港インフラ整備など大いに参考になった。

29日は、シンガポール政府観光局、日本大使館を表敬訪問し竹内大使、堤公使からシンガポールの歴史、現況、我が国との関係などの説明と意見交換を行った。

その後、マリーナ地区に移動し、サンズエクスポアンドコンベンションセンターの見学とサンズ社のMICE戦略などについて説明と意見交換を行った。

展示スペースや8000人が着席で食事のできるボウルルームなど見学し、施設の規模の大きさに一同感嘆した。

マリーナベイサンズ
大使館にて記念写真

夜は、団員でもある広島シンガポール協会の大瀬戸前事務局長の尽力で国立シンガポール大学の教員・学生との懇親を行い、広島でのホームステイの思い出や日本企業への就職の期待など意見交換を行い大いに盛り上がった。