「女性経営者によるキャリアアップセミナー」開催

12月16日、総務部会に所属する女性会員の集いは広島修道大学キャンパス内の協創館において、女子学生のための「女性経営者によるキャリアアップセミナー」を開催した。

セミナーには、女子学生や女性職員に加え男子学生も加わり総勢80名が参加。

同集いのメンバーである、日本産商(株)代表取締役社長玉木ひろみ氏、(株)クリエアナブキの営業部長中村美哉氏、(株)合同総研代表取締役篠原敦子氏がパネラーとして登壇し、(株)パルウェーブ代表取締役社長の原田美穂氏がコーディネーターを務めた。

コーディネーターとパネラー3名の写真
岡原次長のご挨拶

広島修道大学キャリアセンターの岡原重則次長が、「広島経済同友会の女性経営者や管理職の人たちに、女性経営者の視点を通して仕事に対する思いややりがい、あるいは挫折などもろもろのことについてうかがって、就職だけでなくもう少し先のこれからの生き方や人生についても考える機会にしてほしい」と挨拶し、コーディネーターを務める原田氏にバトンタッチした。

原田氏はパネラーに対し、自己紹介とこれまで仕事にどのようにかかわってきたか発言を求め、パネルディスカッションは幕を開けた。

原田氏からは、「女性が男性社会で活躍していくには、どのようなことに気を付ければよいか」に始まり、学生に関心の高い「採用したい人物像」にふれ、後半には「良い会社とは。あるいは、良い人生とは」など人としての生き方にまでテーマが及び、ディスカッションとして充実した時間が流れた。

最後に、学生への「ひと言メッセージをいただきたい」ということに対し、3名のパネラーから、「好奇心旺盛にいろんなことにチャレンジすると共に、受信力を磨いて欲しい」「わき起こる気持ちに素直になれることを、学生時代に培って欲しい」「時間のある学生時代にいろんな経験をして欲しい。それが後々に生きてくる」と言う言葉が寄せられた。

それを受けて、原田氏は女性が社会で輝くためには、「しなやかに生きる。そして、女性であることを認めることが大切」とまとめた。

セミナーの様子
締めの挨拶をする川妻委員長

最後に、女性会員の集いを取りまとめるひとづくり委員会の川妻委員長が挨拶に立ち、「あっという間に時間がたってしまったが、パネルディスカッションの中には、宝のような心に残る言葉がいくつもあった。学生のみなさんは、これからも各種資格を取得したり幅広い知識を身に付けて社会にでて挑戦してほしい。自分の思いを相手に伝える力や、質問力を高めていくことも大切。どうぞこれから良い人生を楽しく過ごしてもらいたい」と締めくくった。