ひとづくり委員会(川妻委員長)では広島修道大学と連携協力する中で、2月17日、同大学学生1・2年生13名とともに同友会会員企業3社を巡る「企業見学バスツアー」を実施した。
昨年9月に、地域社会及び地域経済の発展に資することを目的に調印した「包括的連携協力に関する協定書」に基づくもので、すでに人口回復委員会(高木委員長、)広島地域活性化委員会(角倉委員長)では、同大学キャンパスにおいて学生を交えた委員会を開催しており、当バスツアーもそうした連携協力活動の一環にあたる。
訪れた企業は、「ひとづくり委員会」による事前アンケートで受け入れを承諾した、アトム株式会社(竹原市)、株式会社八天堂(三原市)、まるか食品株式会社(尾道市)の3社で、同委員会からは、川妻委員長、原田副委員長、田中副委員長が参加した。
アトム株式会社では、工場内で手袋が編まれていくところやゴムの原料から製品になり、出荷準備されるまでの工程と、最後は手袋やブーツの実際の商品を見学した。
ラインナップの充実度から、「用途に応じて製品を開発する」、「お客様の期待を超える仕事をする」、という社のポリシーを理解した。
株式会社八天堂では、社員の礼儀正しさ、手作りへのこだわりが、学生の心に強烈なインパクトを与え、その美味しさは驚くほど丁寧な作り方から生み出されていることを理解した。
製造ラインが稼動している部屋にも入ったが、現場への入室のための準備は大変で食品の衛生管理がどれほど厳格なものか、ということを身をもって体験した。
まるか食品株式会社では、いか天というものの歴史、広島という地でどれほど多くの方から愛されている食品かを理解した。
企画開発部の入社1年目の社員の方に説明してもらい、いか天に関する話のほかに、自身の就職活動に関連した質問や企画開発の仕事内容についても話しがおよんだ。
社員の方々との質疑応答時の様子が非常に温かい社風を感じさせ、将来自分もこのような会社に就職したい、と感じた学生もいた。
帰りのバスの中でのアンケートでは、3社を連続で訪問したことで、同じ製造業でも企業風土は様々で、実際に自分の目で見ることの大切さに気付いたという意見が多数あった。
また、地元の中小企業の魅力を存分に感じることができた、という声もあった。