広島市立大学COC+事業がスタート

広島市立大学COC+(センター・オブ・コミュニティ)事業のスタートにあたり、3月5日(土)、広島市中区にあるメルパルク広島において、「キックオフ・フォーラム2016」が開催され、広島経済同友会を代表して森信代表幹事が出席した。

同事業には広島市立大学を中心に地元の8大学が参加しており、ここに25市町、広島経済同友会など経済団体や企業・NPOなど32団体(社)などが連携しながら支援することで、平成27年度から31年度までの5か年にわたり、「地域の観光振興に貢献する人材の育成」を目的とした様々な事業を行う。

その達成目標として、事業協働地域内への就職率を5年間で10%向上させる目標数値を設定した。

広島市立大学青木学長
フォーラムの全体写真

第一部のフォーラムでは、広島市立大学学長で広島経済同友会会員でもある青木信之氏の力強い挨拶に続き、松井一實広島市長など来賓がご挨拶。

その後の<キーノートスピーチ1>では、(一社)日本旅行業協会中四国支部辻孝和事務局長より、広島地域の観光の現状、地域の観光資源とその将来性、最後に若者への期待や他地区の先進事例の紹介など熱く語られた。

続く<キーノートスピーチ2>では、森信代表幹事が、経済同友会の統一テーマの紹介、本年度の活動の報告などに続いて「地域の自立と域内循環」に資する人口回復(交流定住)、地消・地産(アグリサポーターズ)などの取組み事例や修道大学との連携事業など具体的に事例を挙げて説明した。

今後とも各大学との連携や交流の必要性を強調した後、「さあキャンパスからまちに出て一緒にプレーしよう!」と呼びかけ締めくくった。

その後も、市立大OB2名のそれぞれの活躍などが紹介された。

第二部の交流会では、市立大生の作品や呉市での取組みなども紹介され、改めて広島市立大学の国際・芸術・情報のそれぞれの分野の層の厚さと、この事業への並々ならぬ意欲など感じさせる会となった。

森信代表幹事