広島経済同友会「ひろしまアグリサポーターズ」(理事長 高木一之)では、3月25日広島商工会議所において、「広島県の農業担い手の現状」~TPP問題を踏まえた今後の方向性~をテーマにした「勉強会」を開催。
高木理事長(広島経済同友会特別幹事)、森信広島経済同友会代表幹事をはじめ、総勢31名が参加した。
開催にあたり、高木理事長は「講演では、広島県の農業の現状を学び、一方で農業の担い手として奮闘しておられる経営者からその熱い思いや当会に期待することなどをよく聞いてほしい。そして、座談会や意見交換を通して中身の濃いものにしていただきたい」と挨拶し勉強会はスタートした。
先ず、広島県農林水産局県就農支援課石田良二課長が、「広島県が抱える担い手の高齢化や後継者不足の状況を踏まえ、今後の取り組みのあり方や方向性」をテーマに、広島県の担い手不足の現状、集落営農の現状と課題、TPP問題を踏まえ今後の広島県農業の存続・活性化に必要なことなどについて講演をおこなった。
次ぎに株式会社恵代表取締役宮迫恒也氏が、「世羅町の活性化に向けた当社の取り組みについて、アグリサポーターズに期待すること」をテーマに、世羅町の現状と当社の取り組み状況や、担い手の世帯交代の必要性と取り組み、アグリサポーターズに期待することなどについて講演を行った。
続いて、講演者2名に広島経済大学スポーツ経営学科山本公平教授が加わり、3名による座談会及び意見交換会を実施した。
座談会では、先の講演内容を深堀りするとともに、参加者との質疑応答や意見交換を実施した。
その後の懇親会には登壇者も出席し、2時間にわたりアグリサポーターズ会員とともに交流を深めた。