広島修道大学は広島経済同友会との連携協定に基づいて、8月29日、第4回「企業見学バスツアー」(庄原・三次ルート)を実施し、庄原市と三次市の同友会会員企業「長岡鉄工建設株式会社」、「ミヨシ電子株式会社」、「有限会社平田観光農園」の3社を訪問した。
広島修道大学の1・2年生の学生14名に同校の教職員、さらには同友会で人材育成に取り組む「ひとづくり委員会」(川妻利絵委員長)から原田美穂副委員長と田中将史副委員長が参加した。
原田副委員長は学生たちを前に「広島には魅力ある企業がたくさんある。
今日はその一部を訪問するので、しっかり体験・体感し今日一日を充実したものにしてほしい」と激励した。
「長岡鉄工建設株式会社」見学では、同友会備北支部前支部長で同社坪島会長による案内で工場を見学。
工場内の整理整頓と清掃が行き届いていることに目を見張り、経営者のモノづくりと会社経営に対する強い思いを感じ取った。
続いて本社会議室において、坪島会長から「自分らしさを大切に」「失敗を恐れない」など働くにあたって心がけるべき10項目の熱いメッセージが贈られた。
学生たちは、グループ企業の代表からも事業についての説明を聞き、どのグループも創業者の経営理念を大切にする姿勢に感銘を受けた。
「ミヨシ電子株式会社」見学では、会議室で同社の歴史や事業内容について説明を受け、その後、工場内を見学。
エアコンや洗濯機に内蔵される機器など日々の生活で使用する製品の重要な部品が製造されるのを目の当たりにして、学生からの質問も相次いだ。
続いて、修道大学を今春卒業し同社に就職したばかりの先輩から、「これからの学生生活をいかに過ごすと良いか。
理系のイメージのある会社でも文系の学生が活躍するフィールドはある」など貴重な話を聞いた。
「有限会社平田観光農園」見学では、自然の香りを満喫できるオープンスペースで、平田社長から「創業者からの意志を受け継ぎ、失敗と挫折を繰り返しながら現在までやってきた」。
果物を生産しながら、新たな分野への事業展開をしてきた」など経営に対する姿勢や考え方を学んだ。一方で、自由闊達な社風の中で活き活きと働く社員の姿を見るにつけ、農業への考え方が変わるきっかけにもなった。
第4回「企業見学バスツアー」に参加した学生たちからは、「広島には魅力的な企業が多くあることを知った」「文系の学生でもメーカーなど様々な分野の企業で活躍できることがわかった」「企業と地域の関係が重要であることを知った」「各企業がそれぞれの経営理念を大切にしている」といった意見が数多く寄せられた。
なお、詳細については、広島修道大学のホームページ
http://www.shudo-u.ac.jp/news/8a217100000r0u8o.html
をご覧ください。