第3回「きすう会」の開催

総務部会に所属する「きすう会」は、9月21日、世界遺産「原爆ドーム」の東隣に位置する複合商業施設「おりづるタワー」において、第3回目の会合を開催。

森信代表幹事をはじめ香川交流部会長、川妻ひとづくり委員長も加わり総勢39名が参加した。

「きすう会」メンバーで株式会社広島マツダの代表取締役会長兼CEOの松田哲也氏から、「おりづるタワーに翔ける想い~空を翔け 時を超え 心に届け~」と題する卓話を聞いた。

その後、屋上に広がる“ひろしまの丘”とアイデアあふれる“おりづる広場”を見学し、「Akushu Café(握手カフェ)」において懇談会を開いた。

ひろしまの丘
卓話を聞く参加者

松田氏は、「おりづるタワー」建設にあたっては、「試練を乗り越えてきた“人の強さ”と、“優しさあふれる未来”を感じさせる施設、原爆ドームや平和公園と一体となれる施設を目指した」と説明。

また、「広島の1ディラーがつくったもので、わが社は挑戦者の立場にある。

企業として経営を成り立たせなければならない」とし、そのために「料金プランや入場者の増加策、きめ細かな心配りとアイデアなど様々な努力をした」と熱く語った。

最後に、広島の成長と共に成長できたのは、「ひとえに広島の皆様に支えていただいたおかげであり、広島への感謝の思いがある」という“広島マツダの思い”にふれ、「創業83年を迎え、広島のこの地に『おりづるタワー』をつくって地域に貢献したいと思った」と締めくくった。

原爆ドームの写真

5階会議室で卓話を聞いた後、参加者全員がタワー東側に設けられたスパイラルスロープ“散歩坂”をゆっくり歩いて屋上へと上った。

ワクワクしながら屋上展望台「ひろしまの丘」へと出てみると眺望も抜群で、夕闇に浮かぶウッドデッキと広島市街地に林立するビルや家々の灯りが目の中に飛び込んできた。

吹き抜ける風が心地よく感じられ、眼下には「原爆ドーム」や「広島平和記念公園」も俯瞰でき、初めて見る光景に目を見張った。

窓側モニターを見つめる会員

続いて、12Fの「おりづる広場」へと移動すると、中央にはメインホールモニターが設置され各種映像が映し出されていた。

西方面の窓側モニターには戦後の復興から現在に至るまでの映像が続き、広島市内の眺望と連動させながら観ることができた。

また、カウンターでは、専用の紙を使っておりづるが織れるようになっており、そのおりづるを北側に位置する「おりづるの壁」に投入するというアイデア溢れるコーナーもあった。

懇談会で挨拶する松田氏

「おりづる広場」の見学を終え、1F南側にある「Akushu Café」に移動。

続く「懇談会」は、卓話をした松田氏が歓迎の挨拶をおこない、森信代表幹事の乾杯の音頭で幕を開けた。

ビールやワインと共に、スティック状のお好み焼き「オコス」、揚げたてポテトチップス「ナマチ」や「オコロコ」など広島の食材を使った料理をいただきながら交流を深めた。

後半には、参加者全員が1分間スピーチに立ち、簡単な自己紹介の後、卓話を聞いての感想や「おりづるタワー」を見学しての感想などを発表した。

最後に松田氏が感謝の気持ちを述べ、閉会となった。