三原支部「三原城かいぼり隊」活動の実施

広島経済同友会三原支部(支部長 赤利俊彦)と三原市、そして城跡を管理する三原市教育委員会が主催する「三原城かいぼり隊」活動が、10月1日午前9時から三原城天主台とそれを取り巻く堀を中心に実施された。

広島経済同友会三原支部からは、会員と会員企業の社員並びに家族を含めて70名のボランティアが参加した。

清掃の様子
森信代表幹事+川妻委員長

広島からは森信代表幹事を含め3名が参加した。

三原支部が提言した「三原城かいぼり隊」活動は、「みはら『鯉(こい)の城下町』構想」を具体的に前進させていくための実践活動で、当日は天満三原市長はじめ三原市民ボランティアを含め総勢323名が、三原市の国史跡・三原城天主台跡を取り囲む堀のごみなどを拾い集めた。

市長の挨拶

小雨の降る中ではありましたが、参加者は三原城天主台跡に全員集合。

三原市長から、来年むかえる三原城の築城450年事業や三原の観光への取り組みについて話を聞き、軍手に長靴といういでたちに白い大きなゴミ袋とヒバサミを持ち、それぞれの持ち場となる堀の中へ入って行った。

参加者はぬかるむ堀の中にもかかわらず、ゴミやペットボトル、陶器や瓦の破片などを、熱心に拾い集めた。

450

清掃ボランティア活動を終えると、参加者は日ごろ見ることのできなかった堀の中から、三原の宝とも言えるお城の石垣や天主台の風景を楽しんだ。

その後、来年が三原城の築城450年にあたることから、数字の450を人文字で作りドローンを使って空から撮影することになり、老若男女を問わず全員が笑顔でドローンに向かって手を振った。

赤利支部長の挨拶

記念写真撮影の後、赤利三原支部長が「当初予定していたボランティアの数を大幅に上回る人たちに集まっていただいた。おかげで予定より早く終えることができた」と主催者を代表してお礼を述べた。

三原支部は、来月には清掃した堀に「カープ鯉」を200匹放流することを決め、「みはら『鯉(こい)の城下町』構想を加速させることで観光客の増加による地域活性化を目指す」としており、築城450年を迎える来年を見据えた三原支部の継続的で積極的な活動に、地元からの期待も大きい。