第5回「企業見学バスツアー」の実施

平成27年9月に広島経済同友会と連携協定を締結した広島修道大学は、2月14日、広島経済同友会の会員企業3社へ、第5回「企業見学バスツアー」(広島Aルート)を実施した。

同バスツアーには、広島修道大学の1・2年生の学生15名に加え、大学の教職員と同友会で人材育成に取り組む「ひとづくり委員会」(委員長 川妻利絵)から岡田俊二・田中将史両副委員長らが参加した。

その模様について、広島修道大学キャリアセンターより下記「報告書」が届きましたので、写真と共に掲載します。

事前レクチャー
バスに乗り込む学生たち

2月14日(火)、広島経済同友会のご協力のもと、広島修道大学の1、2年生15名が広島市内の企業3社をバスで巡るツアーを実施いたしました。

各企業にご協力をいただき予定通りに見学を終えることができました。

訪問先の三光電業株式会社、株式会社アンデルセンサービス、株式会社セイエルの3社においては、社員の方々に大変温かくご対応いただきました。

各業界についてのわかりやすく丁寧な解説や社員の方々との交流で、学生たちは企業の皆さまを身近に感じながらも、貴重なお話を一言も聞き逃すまいと真剣に聞き入っていました。

その後さらに実際のオフィス内で仕事をされている社員の方々の様子や、在庫の商品をピッキングする仕事を見たり、グループワークを経験したりすることで、より一層各社の業務内容への理解が深まり、興味がわいたようでした。

以下、各社見学中の様子を紹介させていただきます。

<三光電業株式会社>

電子部品や制御機器を中心に取り扱う販売商社である三光電業(株)での見学は、まず到着直後にオフィス内の社員すべての方が起立しお辞儀してくださるというご挨拶からスタートしました。

お聞きするとこれは、今回特別に行われたことではなく、いつでもどのような方へも同じように挨拶をするのが皆さまの習慣になっているとのこと。

学生たちは驚きと共に、社内の温かい雰囲気に感銘を受けたようでした。

さらに会議室内には森脇社長はじめ、多くの幹部社員から入社間もない若手社員まで、多くの皆さまが同席してくださり、貴重なお話を聞かせていただきました。

三光電業という企業そのものはもちろんのこと、商社の存在意義について理解を深めることができました。

また三光電業様では男子と女子のグループ別にメニューをご用意くださっていました。

男子のルートでは、基板の設計や、実装、組立ての各現場を見学し、技術系の会社における営業の醍醐味はお客様と信頼関係を築き、長いお付き合いができることだと教えていただき、仕事への興味が一層高まったようです。

また、女子の方では、多くの女性社員の方々から現在の担当している業務の内容や経験年数、仕事で努力されている点などを中心にお話があり、女性から見た働き甲斐や働きやすさについても深く理解する素晴らしい機会となりました。

三光電業
アンデルセンサービス

<株式会社アンデルセンサービス>

(株)アンデルセンサービスでは、まずパンの歴史やパン市場について、また日本での年間消費量、パンメーカーのシェア等、パンにまつわる様々な情報をご教示いただき、その後アンデルセングループ各社について、役割や職種による違いを丁寧に教えていただきました。

学生の中には、人事・教育制度に強い関心を持って研修制度の充実に注目した者も複数おり、特に女性が働きやすい環境が整っているという印象を強く受けたようでした。

広島に住んでいても、“アンデルセン”がタカキベーカリーやリトルマーメイドと同じグループ会社だと知らない学生もいましたが、大学内のリトルマーメイドのことを思い出し、今度パンを買った時にはパンの製法や扱う会社による商品の違いも思い出し、考えながら食べようと思う、と嬉しそうに話す姿も見受けられました。

<株式会社セイエル>

(株)セイエルは、総合医薬品商社として、製薬会社と医療機関のパイプ役を果たしているという説明をいただきました。

文系学部出身の社員の方が8割にも上ると聞き、実際に卒業生が登壇したことも手伝って、縁遠い業界だと思っていたものが一転、これからも注目していきたいと思ったという学生もいました。

人命に関わる貴重な薬もあるという物流倉庫の中まで実際に見学させていただき、温度や出庫数がどれほど厳重に管理されているかを力説いただきました。

庫内では人為的作業によるミスが起きないようにと様々な工夫がなされ、作業に当たる人同士も次の作業を見越して商品を整えておくというルールが忠実に守られていること、他者の作業のミスを指摘しないなど、お互いの仕事を尊重し合っている点が学生の心に響いたようでした。

セイエル
アンケート

<終わりに>

今回のバスツアーは広島市内にある3社の訪問でしたので、バスでの移動時間は長くても30分かからない程度でした。

しかし、学生はその短い時間の中でも一社毎、見学が終わる度に感想を発表、共有し、大学へ戻ってからは、各自アンケートに答えながら、改めて一日の振り返りを行いました。

今回のツアーでは、図らずも、挨拶の重要性について重ねてお話を伺うことができ、就職活動以前に生活の中の基本的なことをまず、大切にしできるようになっているこが大切だという気づきを得、さらに就職で一番大事なのはその企業の業種だけでなく、働きやすさや職場の温かい雰囲気も非常に大切だという事も心に残ったようでした。

就職に役立てるという最終目標だけにとらわれることなく、学生たちは企業の皆さまからのメッセージを自分の課題としてもしっかり受け止めて帰りました。

学生からの感想としては「3社を通じて人間関係の大切さを感じた」「3社とも私たち大学生を一人の大人として見てくださっていて、このような丁寧な対応が事業の成功に結びついていると感じた」「実際の現場を見学できたからこそ、それぞれの良い所を見つけることができた」「長期の休みに実施するなら、もう少しバスツアーの回数を増やして欲しい」などの声がありました。

最後に、企業見学バスツアーを快くお引き受けいただいた3社の多くの皆さま、また、今回のツアーにご同行いただいた広島経済同友会「ひとづくり委員会」の岡田副委員長、田中副委員長に心より御礼申し上げます。

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