まちづくり委員会は広島の都心部での様々な再開発の動きや、その活用についても需要が多様化する中で、今年度の基本方針である持続可能な都市(まち)を目指して、広島県全域を視野に入れた「まちづくり」の観点から広島県の優位性の最大化を推進するための活動を行っていく。
全国的な課題となっている少子高齢化、生産年齢人口の減少に伴う人手不足、若者の転出超過等の喫緊の課題を解決し、広島をさらに魅力あふれる地域にしていくためには、各地域それぞれが保有する広島ならではの個性を再発見し、磨き上げ、発信を行っていく必要がある。また、広島市中央公園広場や広島駅の再開発事業等、まちのにぎわいを活性化させる動きも進む中で、さらなる将来を見据えたまちづくりを進めていく必要がある。
まちづくり委員会では、そのような状況の中で、広島を元気なまちにしていくために、地域それぞれの都心部、中山間地域等の役割を仮説立て、県全体をつなげていくための具体的施策、「組織の一元化」、「情報の一元化」、「コンテンツのブラッシュアップ」を実現するための具体的な活動として、広島県内の様々な魅力を広島の都心部で発信し、各地域の魅力を感じていただく「ひろしまド真ん中祭り」を開催し、そこからみえてきた課題解決に向けた具体的な方向性を取りまとめてきた。
今年度については、これまでの活動内容を基盤として、魅力的なひろしまのまちづくりに向けた具体的な解決策・活動を実行していく。実行にあたっては、より持続可能な取り組みにしていくべく、同友会関係者との連携に加え、対象をより幅広いものとし、様々な分野で魅力的な取り組みを進めている人を巻き込んだ参加型・体験型による取り組みとして推進していく。広島は、近年、産官学民連携によって、様々な分野で広島の価値の向上や活性化に繋がる取り組みを行っている人材が生れつつある。こういった人材の活動がより発信され、認知され、持続的なものとなるような仕掛けづくり・きっかけづくりをともに行っていくことで、多くの魅力的な人材の育成をバックアップしていく。
このような、これからの広島を担っていく魅力的な人材を我々も後押しし、認知させる活動に協力することで、広島のまちに根付く人材育成連携を行っていく。そして、そのような人と連携しながらこれまでの活動を基盤とした広島の魅力の発信に繋がる参加型の取り組みを行うことで、よりオール広島での広島のまちの活性化につなげていく。