まちづくり委員会


まちづくり委員会は、広島経済同友会のスローガンである「広島を“いかそう”」のもと、新時代に適応した持続的な発展を目指し、環境変化への柔軟な対応による新常態への対応を踏まえ、広島県全域を視野に入れた「まちづくり」の観点から広島県の優位性の最大化を推進するための活動を行っている。

先行きが見通せない不確実性の高い現下において、少子高齢化、生産年齢人口の減少に伴う人手不足、若者の転出超過等の喫緊の課題を解決し、広島をさらに魅力あふれる地域にしていくためには、各地域それぞれが保有する広島ならではの個性を再発見し、磨き上げ、発信を行っていく必要がある。また、広島市中央公園広場や市内中心部・広島駅の再開発事業等、まちのにぎわいを活性化させる動きも進む中で、将来を見据えたまちづくりをさらに進めていく必要がある。

まちづくり委員会では、令和4年度の提言にある「まちなか神楽」・「マルシェの自走化」等を実践するべく、各支部や官民連携のまちづくり組織「広島都心会議」等と連携を行ってきた。昨年度は具体的な連携施策として、広島の良さを改めて体験できる機会の創出「ひろしまド真ん中祭り」を開催した。今後も当取組の継続的な実施を進めていくとともに、「ひろしま市場」等、令和4年度の提言にあるその他の要素も追加しながら自走化に向けた検討を行っていく。

同時に、これまでに支部・委員会連携や学生を対象とした広島都心会議との議論の中で生まれた「広島をいかしていく地域づくり」のアイデアの整理・掘り起こしを行い、実践に向けたテストマーケティング等を地元と連携しながら積極的に行うことで、より地域目線での課題解決に向けての活動を進めていく。また、広島県観光連盟等の関係機関と引き続き連携するとともに、先進事例の視察等も踏まえながら、広島ならではの「イイモノ・イイコト・イイトコロ」をいかした活動と発信を継続して実践していく。

活動の集大成として、令和4年度の提言を土台とし、令和5・6年度の活動を通じてみえてきた実践に向けた具体的な課題や目指す方向を示す「広島をいかしていく」提言の発信を行っていく。