広島経済同友会は「広島を“いかそう”」をスローガンに掲げ、新時代に適応した持続的な発展を目指し“広島の個性をいかし、人々や企業がいきいきと躍動する、魅力あふれる地域づくりに向けた「提言の発信」と「活動の実践」に取り組んでいくことを基本方針に掲げている。
備北地域のような中山間地における企業・経済を自律的な成長軌道に乗せていくためには、この基本方針を共有し、環境変化への柔軟な対応、都会の論理に翻弄されない地域経済、特性の活用と、業種を超えて各種団体等を有機的に連携させる強力体制が重要である。
備北支部としては本方針に連携して「活動の実践」に取り組む。特に令和5年3月にポストコロナにおける観光、地域振興の在り方を提言したが、今後2年間で提言を具現する新組織「備北版まちづくり会社(仮称)の創設をめざし、基本方針に沿って「活動の実践」をしていく。また各委員会活動においても、これまでの活動を通じてインプットした情報を整理し対外的な「活動の実践」へのアウトプットを目指す。合わせて、創立(1964年5月7日)60周年の記念事業を実施し、先達の歴史(功績)に思いを馳せ、成果に学び、組織の飛躍を期す。
備北の個性を生かした魅力を発信するために具体的な「活動の実践をしよう!」
(1)備北支部創立60周年各種記念事業(式典は『備北都市懇話会』と併せて実施)
(2)各委員会における提言や視察等で得た情報・知見に基づく「活動の実践」
(3)『備北エリア提言書2022』の「活動の実践」として「備北版まちづくり会社」創設の検討
(1)総務委員会「会員増強ならびにポストコロナ時代における新しい会員交流方法の構築」
・会員拡大と会員間交流の活性化
・備北都市懇話会の企画開催(60周年実行委員会との連携)
・視察研修会の企画・開催・DX(デジタル・トランスフォーメーション)推進
・ホームページの管理運営・担当例会の実施
(2)地域経済委員会「住みたくなるまちづくりへ向けた地域資源の活用と創出」
・備北地域における活性化の取り組み
・三次ワイナリー備北丘陵公園シャトルバス運用実験
・備北エリアの地域資源の掘り起こしと移住を促進する各種対応
・県立広島大学との交流・連携(提言書活用)・担当例会の実施
(3)観光振興委員会「地域資源の有効活用を図った観光提言の実現」
・「備北版まちづくり会社(仮称)」創設を目指した枠組み及び課題検討
・備北ブランドの構築のための情報発信強化・マイクロツーリズムの普及、社会実験
・インバウンドを含む広域観光を見据えた都市部との交流効果・担当例会の実施