創業支援委員会と事業承継委員会が統合した創業支援・事業承継委員会では、前期を統合後一期目として、それまでの両委員会での活動も念頭に置きつつ、「創業→成長→成熟→承継」といった企業の成長サイクルの中で、創業や承継を通じて広島の企業がイノベーションを起こし成長することや「しごとづくり」にテーマを置き、調査活動を進めてきた。
そこでは創業や事業承継を通じたしごとづくりが広島において十分に活性化していない問題が浮き彫りとなり、その原因分析まで仮説を立てた。
今年度は二期目の前半として、地域のしごとづくりを活性化するための促進策を研究する。具体的には前期の活動の中で浮かび上がった、下記3つのテーマを深堀りし、広島県における起業や承継の活性化に繋げていく。
(1)産学官金ならびにスタートアップ等を巻き込んだ「地域連携」
(2)後継者(アトツギ)支援やコミュニティ形成の場の提供といった「支援体制」
(3)若者やDX人材などを呼び込むためのしごとをつくる等の「人材確保」
(1)実態把握
上記3テーマに沿って創業・承継の理想的な在り方について調査する。
(各種文献、統計資料の調査・分析、事例調査などの実施 等)
(2)方針整理
他県の取組等を調査し、理想的な創業や承継の実現に向けた課題について整理する。
(有識者による講演の実施、成功・失敗事例の視察、研究 等)
(3)報告
上記の現状分析や事例研究をもとに活動報告を行う。