創業支援委員会と事業承継委員会を統合した創業支援・事業承継委員会では、地方発ベンチャーの創出や起業を目指す人への支援、円滑な事業承継の実現を通じて、広島の企業が「イノベーション」を起こすことを目的として活動を行っている。
昨年度は統合後初年度として、それまでの両委員会での活動も念頭に置きつつ、「創業→成長→成熟→承継」といった企業の成長サイクルの中で、創業や承継を通じて広島の企業がイノベーションを起こし成長することに大きなテーマを置き、調査活動を進めてきた。
特に創業や事業承継・第二創業を機にイノベーションを起こした事例研究等を通じて、今後の創業・承継の在り方について理解を深めるとともに、その実現には起業家や承継者への支援、産学官金の連携など創業・承継を取り巻く環境作りが必要不可欠である事実が見えてきた。
今年度の委員会活動では、創業と承継の共通点としての「しごとづくり」をテーマに掲げ、より具体的に起業家や承継者が地域に留まり事業展開していく要因や背景、それをサポートする産学官金の役割や連携策の深堀を通して、広島県における起業や承継の活性化に繋げていく。
(1)実態把握
しごとづくりをテーマに創業・承継の理想的な在り方について調査する。
(各種文献、統計資料の調査・分析、事例調査などの実施 等)
(2)方針整理
他県の取組等を調査し、理想的な創業や承継の実現に向けた課題について整理する。
(有識者による講演の実施、成功・失敗事例の視察、研究 等)
(3)報告
上記の現状分析や事例研究をもとに活動報告を行う。