広島県は人口減少と若年層流出が加速するなか、企業経営においても人材確保・育成は最重要課題となっている。「持続可能な都市(まち)を目指して~50年後の未来へつなぐ~」という基本方針のもと、「ひとづくり」は他の三本柱(まちづくり・しごとづくり・オール広島)を支える基盤であるとの認識に立ち、「広島で働くことの意味」「企業が地域に果たす責任」を共有できる次世代人材の育成を目指す。ひとづくりは一朝一夕に成果が出るものではないが、今の選択と行動の継続が、50年後の広島の姿を決めるとの認識を持って、会員企業・大学・他委員会との連携を強化しながら、持続可能な人材育成と交流の高度化を図る。
(1)新入社員パワーアップ研修(募集開始時期:6~7月)
17回目を迎える本研修は、引き続き研修と研修の間に学んだことを実践するインターバル型Web受講と集合参加形式を組み合わせた計5日間のプログラムを基本とする。
特に集合参加形式における「広島の魅力発見と社外同期との交流」と「広島の経営者との座談会」は、参加企業と研修生から高く評価されており、更にブラッシュアップして質だけでなく充実感や広島への帰属意識を一段と高める内容としたい。
(2)大学および学生と会員の交流
これから社会に出る広島の学生へ地元の魅力を伝え、地元の企業を知る機会を創出するなどの支援を計画する。現在の広島の担い手である経営者が、未来の広島の担い手である学生へ、広島の未来や社会のリアリティ、若者の役割を語ることで、地元で働くという選択肢を“主体的な挑戦”として捉えられるよう提供したい。具体的には、大学のキャリアセンターと打ち合わせとなるが、大学主催の就職ガイダンスなどの講師派遣を想定している。
また、包括連携協定を締結している大学をはじめ、各大学との連携強化を図る。
(3)リベラルアーツ研修および視察
経営環境が不確実性を増すなか、経営者・幹部人材には専門知識に加え、歴史観・倫理観・社会観を備えた幅広い教養が求められる。特定の学問分野にとどまらない横断的な知見を深めるリベラルアーツ研修および視察を実施したい。歴史上の人物や地域の成り立ちなどをテーマとし、「50年後の未来」を構想する思考力を養う機会とする。
一方で、研修や視察は委員相互の交流・懇親を深め、信頼に基づく人脈を構築する重要な場でもある。委員間の結束強化と学びの両立を目的に充実したものとしたい。